山のあな、あな・・・ 壁の穴、あな・・・ ^^;

コロコロのせいで全面休業しててマーヒーであったことに加え、1月13日にUECコミュニケーションミュージアムを訪問したがために焼け木杭に火が付いちゃったアマチュア無線の記事が最近眼に着くと思いますが、今回はそれの現行最終章みたいなカキコです。

ヤフオクでいろんな押し入れ在庫を売って資金を作り新しい無線機を買い、少しずつアンテナを進化させていった今日この頃。正式に局免許も届いてチマチマと交信を始めているわけですが、無線を始めるたびに窓を開けて同軸ケーブルを部屋に引き込んで無線機につなぎ、終わればコネクターを外して同軸ケーブルをベランダに出す作業がかなり面倒になってきました。実際のところコネクターをつけたり外したりする作業はコネクター直近の同軸ケーブル部分に負担を与えることになり、ひいては交換疲労により負荷が蓄積されてインピーダンスが狂う(使えなくなってくる)可能性も高くなるわけでして。ってか何よりかにより窓がキッチリ閉まらないから冷気が入る(夏場が恐ろしい)。これを回避するには同軸ケーブル引き込み口を壁に設けるしかなく、今回の『穴開け』と相成ったわけでございます。

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そんなこんなで先ずは部屋の内側から壁に穴をあけちゃいます!出来るだけ目立たないように、いつもはデスクサイドとして隠れている場所にホールソーで60Φ(直径60mm)の穴をあけます。本当は部屋の最上部に開ければケーブル長が短くて済むのでベターなのですが、いちおう見栄えのことも考えて通常は隠れて見えないところを狙いました。

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12mm厚ほどの内壁はすぐに開いて中に断熱材が見えました。

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断熱材を長尺ドライバーで少しずらして、内壁にあけた穴と並行する位置に内壁側から外壁側に向けてドリルで中心穴をあけました。これをセンターにして、今度は外壁からホールソーでガリガリと壁を削り切っていきます。

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けっこう難儀して時間がかかりましたが、外壁にも穴をあけることができました。

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外壁穴、中空間、内壁穴を通して部屋内部が見えます。

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「けっこう難儀して・・・」と先に記した理由はコレ。外壁のサイディング厚は10mm、外壁の内張りになる木材(コンパネ?)は12mm、その間に3mmほどの防火を伴うと思われる硬質プラスチックのようなボードが挟まってまして(簡易工法だと薄い防水シートのみ)、これが結構硬くてホールソーでもなかなか切れませんでした。外側からのみならず、内側からも削り込むことでやっと貫通したわけです。逆に考えれば、この家はしっかり作られているのかもしれません。

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穴さえ開いちゃえば後は大したことありません。しっかりしたエアコン工事でよく使われる、稲葉電工の貫通スリーブセットを使用します。これ、虫の侵入や防水を完璧化するために大変便利なのですが、残念ながら数えるほどのエアコン工事業者しかコレを使用せずに、ドカンと開けた穴をパテ埋めだけで済ませてしまっています。1,000円しない部材なので全ての業者さんにぜひ使っていただきたいものです。

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まぁ確かにエアコン工事の時は開けた穴がエアコン室内機本体で隠れてしまうのでここまでする必要は無いのかもしれませんが、この貫通スリーブは両サイドからウォールキャップを締めこむことによってキッチリと穴をふさぎ且つ室内穴もきれいに処理できるんです。

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外壁側も、ベースはこんな感じになります。

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外穴から壁内空間を通じて部屋の中が見えますね。これを使う利点は、スリーブが外と中を直接貫通して繋ぐことにより、内壁空間に余分なものが入り込む隙を作らないことにほかなりません。

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貫通スリーブセットには、穴をあけたものの実際は使わなかった際に使用するウォールキャップ穴蓋もついています。今回は将来性を考えて60Φの穴をあけましたが、現行で通すものは5D2Vと5DFBにプリアンプ電源用の2.5Φケーブルのみなので60Φの穴は実際のところ不要です。それ故に穴蓋に小さな穴をあけて外気と虫の侵入リスクを最小限にしようと思ったのですが、この穴蓋がなかなか硬くて(しっかりしてて)カッター程度では歯が立ちません。仕方なく3.5mmのドリル歯で丸を描くように穴をあけました。

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ここは後でパテ埋めしてしまうのでそれほど気を使う必要は無いのですが、さすがにバリが出まくっているのはナニなのでやすりで少しだけ整えました。

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やすりでドリル穴を少し削って整えた穴蓋を外壁面ウォールキャップに締めこみます。

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次にケーブル類を外から中に引き込みます。雨滴が中に入り込まないように、緩いカーブでケーブルを下から上に持ち込む形を作るのが肝になります。

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ケーブル類を中に引き込んで外での作業が不要になったらパテでしっかり塞ぎます。これにより外気や虫が内部に入るのを防止するわけですね。

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次はシーリングです。これをしっかりやらないと、開けた穴と貫通スリーブの隙間から雨水や冷気(暖気)が内部に入り込んでめんどうなことになります。

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素人作業の極みで恥ずかしいのですが、コレをするかしないかの差は歴然なので下手くそなりに頑張って作業しました。

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ケーブルを引き込んだ室内側は余分な空間にスポンジ素材をねじ込んで、ケーブルの安定を図るとともに断熱と防音の両効果を期待します。ここもパテ埋めしようかと少し思いましたが、外壁側をパテ埋めしたしシーリングも施したので、将来必要になるかもしれないケーブル追加作業性も考え、室内側のパテ埋めは行わないことにしました。

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ここは先にも記したようにデスクサイドとして隠れている場所なので、デスクをずるずると戻しこむ際にケーブルがばらけたりしないようにテープでそろえて仮止めしておきます。

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あとは隅々まできれいに掃除をしてデスクをもとの位置に戻し、仮止めしておいたテープを外して無線機に各ケーブルを繋いでその他配線をまとめれば終了。デスク上に見えるケーブルは最小限、壁にあけた穴等は室内的には全く見えず、オペレーションの度にサッシを開けてケーブルの付け替えをする作業から解放されました。アマチュア無線家のシャック(オペレーションデスク周り=無線室=あばら小屋を意味する)って機材やケーブルがぐしゃぐしゃしててオサレとは対角にある雰囲気が多いのですが、今回の工事ではそれなりにスッキリできたので自分的には満足しています。^^)/

嫁はんは、「あ~、家壊した、壊した~、知~らない」と言ってましたが、その表情は決して怒っているそれではなく笑顔でしたので、たぶん許してくれているのでしょう(感謝)。^^;

あっ、見よう見まねで真似すると大変なことになる可能性もありますので、個人的には決してお勧めしませんよ。なにせ家に穴開けちゃうわけですから!
でもね、家に穴開けるって、計り知れない快感ありますよ!^^)/

PS; 昨晩このシステムで初の海外、カリフォルニアの局と交信できました。^^)/

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この記事へのコメント

らん太郎。
2021年03月08日 00:16
計り知れない快感って(笑)

作業手順の理屈は
フムフムと納得できるものの
自分じゃ絶対できねぇっす!
winga
2021年03月08日 15:53
こんにちは。
いくらコロコロでマーヒーでも、出来ちゃうのが凄いですよね。
誰かに頼まないとちんぷんかんぷんなのです(-_-;)
ヴィーノ
2021年03月08日 21:40
これは技術も道具も「さすが」ですが、勇気も「さすが」ですね。僕には壁に穴を開ける勇気はなさそうです。もっとも鉄筋コンクリートのマンションではそもそも無理ですけどね。(^_^;)
監督
2021年03月09日 00:37
>らん太郎。さん
普通だったら決してやらないことをやっちゃう快感!
癖になると家中穴だらけ…。^^;
監督
2021年03月09日 00:38
>wingaさん
やっちゃえ日産ならぬ、やっちゃった監督!^^)
監督
2021年03月09日 00:39
>ヴィーノさん
おんなは愛嬌、男は勇気!^^)
ちなみに、コンクリート用のホールソーもありますよ!
2021年03月09日 22:29
私も壁に穴を開ける勇気がありません。
絶対に上手に出来ない自信ありますから(;^_^A
ホント、監督さんは器用で素晴らしいです。
カリフォルニアの局との交信もできて良かったですね。
ロンモチ英語ですよね。
監督
2021年03月09日 22:52
>りーにんさん
山は登るためにある。
穴は開けるためにある。^^
モチ英語でしたが、最後にサヨナラって言ってくれました。
2021年03月11日 08:21
スゴいなァ~壁に穴開けても起こらない奥さん。
でもマニアは行かなアカン時は行かなあきません。
それでカリフォルニアの人と交信出来たってのが成果ですもんネ。
ッでどんな情報交換したはったんでしょう。
ボクやったらたぶん
「ははっ、ふふ」ッと解ってるふりしてるだけでしょうけど。
監督
2021年03月11日 18:47
>おーちゃんさん
人間、呆れが過ぎると怒る気にならないのかも?^^;
CA(スッチャではなくカリフォ)との交信はコンテストの最中だったので、いわゆるスタンプQSOってやつで、ほんの1分でした。