文庫本読むなんて、何年ぶりだろう?

入院見舞いに来てくれた友人に頂いた文庫本を読んでみました。文庫本読むなんて、超久しぶりです!

何せ本をあまり読まない私ですので、振り返って思い出せるとしたら二十歳そこそこのときに傾倒していた片岡義男の文庫本までさかのぼってしまうかもしれません。ほとんどバイクや無線、そしてカクテル雑誌やムック本以外に本らしい本の並んでいなかった棚に、赤い背表紙の片岡義男文庫だけをずら~っと並ばせて悦に入っていたことを思い出します(若いやねぇ<笑>)

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友人からは4冊の文庫本をお見舞いとして頂いたのですが、彼が来てくれた翌日に幸いにも退院することが出来たので、それらはほとんど読んでいませんでした。退院してから通勤電車で読み始めて、やっと2冊読破したところです(遅)。まぁ座れるとついついPC開いて仕事しちゃうんで、仕方ないっちゃ仕方ないんですがね(苦笑)。

1冊目は左側の『男の作法』(池波正太郎作)です。いかにも友人らしい選出で笑っちゃいます(彼の人となりを知っていれば納得いただけるのですが)。
初版発行は昭和59年11月ですが、今年の3月に91刷が出ています。すごいですね!! なにせ昭和59年の内容であるのと、ある程度は男の作法を心得ているはずと自負している私なので、作者の考え方が正しいか否かを確認するぐらいのつもりで読み進めましたが、なかには「なるほどなぁ」と唸る部分もありました。25歳であった初版で読んでいればもう少し早く気づいて、もう少し男らしく生きられたかなとも思ったりしたものです。
この本を読んでいて改めて認識したのは、男(というか大人)の作法というのは学校や職場で教えてもらうものではなく、先達の諸先輩にいろいろなオフの場で気がつかずに教わっていたのだなということでした。たくさんの諸先輩に教わったことを思い出すに、私はどれだけ後輩たちに教えることが出来たのだろう!?、と後悔の念を抱かずにはいられませんでした。まだ遅くは無いはずなので、「そんなこと言われなくても分かっている」と言われることを恐れずに、機会ある毎に少しでも伝承していければなと思います。

2冊目は右側の『管見妄語 始末に困る人』(藤原正彦)です。けっして私のことではありませんので、念のため(笑)。
週刊新潮の連載エッセー一年分をひとまとめにしたものです。2010年6月24日号から2011年6月30日号までのそれが掲載されていました。途中に大震災の3月11日をはさんでいますので、書き溜めた分が底をついたと思われる4月7日号のエッセーから、本書では第五章の『世界が感嘆する日本の底力』というまとまりになっています。
藤原氏の作風は、たいへん私に受け入れやすくおもしろいものでした。誠実な人が、数学的視点で物事を見て、文学者として筆を取り、強いメッセージをウィットに富んだユーモアを交えて伝えていこうという手法が、私に何も疑わせず、すぅ~っと受け入れさせたのだと思います。

 第一章: 人生は無常かつ無情
 第二章: お人好しが損をする
 第三章: 近代日本の宿痾
 第四章: 人間の幸福は富ではない
 第五章: 世界が感嘆する日本の底力

これら章題をみて「んっ、好いかも!?」と思った方は是非一読してみてください。平成25年11月1日初版発行です。

この記事へのコメント

2014年07月06日 20:19
僕はかばんに1冊必ず文庫本を忍ばせていますが、
偶然にもいまの1冊は藤原正彦の「数学者の休憩時間」です。
藤原正彦はかなり好きで、けっこう読んでいますよ。 
とはいえ、本を読む時間を作るのはなかなか難しいですね。
徒歩や自転車で通勤するようになってからはとくに・・・ 
トリバン
2014年07月06日 20:43
ええ、片岡義男、赤い背表紙。
私も多分、当時コンプリートしていたと思います。(^^ゞ
田舎の大学生の憧れ。夢中でした。
だからこそ、ちょっと照れを伴うというか、、、。
今読んだらどう感じるのかちょっと興味あります。
読み返すなら、彼のオートバイ彼女の島あたりかな~。

2014年07月08日 12:37
>ヴィーノさん
ヴィーノさんならカフェでゆっくり読書してても似合いそうですね。
どうにも私は、そういう感じではなく・・・(苦笑)。
藤原正彦さん、おもしろいです。
新田次郎、藤原てい夫妻の次男なんですね。
しらんかった(恥)

>トリバンさん
はい、私もコンプリートしてました(新刊が出ると即購入)。
同じく少し照れながら・・・(笑)
原田貴和子さん(ミーヨでしたっけ!?)の明け透けなお風呂シーンと、今では想像できない竹内力の若さが弾けてた映画も記憶に残ってます。
今読み返したら、どんな感想を抱くんでしょうね(笑)
2014年07月09日 07:30
怪我の功名ってやつですよね

常に自己啓発を絶やさない人は
自然に教わって自然に教えてる
きっとそうなんだと思う
で、まだまだ勉強ってずっと人生が続くんですねぇ たぶん
2014年07月09日 15:58
人生は死ぬまで勉強なんでしょうねぇ。
勉強を止めたところで何か目標を失って死んでいくのかもしれません。
うまいこと言いますね。
さすが、らん太郎。さん!!(スリスリ、ごまごま)<爆>
2014年07月09日 21:39
こんばんは~♪
すっかり元気になられて嬉しいです。
藤原正彦さんのお名前だけは存じていましたが
難しい本を書かれる方のイメージがありました。
章題を読んでいると本が読みたくなります。
まずは図書館で借りて読んでみますね。
本の御案内有難うございます
2014年07月10日 09:19
「男の作法」を読んだら夜明けのブランデー」と「日曜日の万年筆」もどうぞ。
こう見えて、意外と読書家な僕なのです…。
2014年07月11日 18:06
>ミモザさん
ありがとうございます。
藤原さんのこの本、まったく難しくなくスラスラと読み終えられました。
是非!

>高速有鉛さん
ははぁ~、御見それしました(笑)